スマートフォン版へ

【馬主・北島三郎2】父の助言から生まれた「キタサン」

デイリースポーツ
  • 2017年12月19日(火) 07時10分
16 41
 「馬主・北島三郎2」

 キタサンブラックの活躍ですっかり有名となった冠名「キタサン」。これは、もともと北海道の父・大野一郎のアドバイスから生まれた。「お前の馬が勝ったといってもどの馬か分からない。すぐに分かる名前にしてくれよ」。それで北島の「北」。三郎の「三」から「キタサン」の冠名が誕生した。

 そんな経緯を含め50年以上もの馬主歴。馬主になったのは、歌手デビュー当時に所属していた芸能事務所・新栄プロダクションの西川幸男社長、さらに先輩歌手の春日八郎が馬主で「サブちゃん、馬はいいぞ!」と勧められたことがキッカケだった。

 最初は持ち馬は1頭のみ。だが「馬も疲れて休む。そんな時にもう1頭いてもいいかな!と2頭持った。そのうち2頭休んだら…と、3頭になり4頭になり。そうやって増えて毎週1頭くらいはどこかで走るようになるほど増えちゃった」。これまで所有した馬は200頭ほどになる。

 馬主となった初期に思い出す馬がいる。長男・竜氏の名前をそのままに名付けた「リュウ」。いきなりデビュー戦で勝利した。

 「デビュー曲が100万枚のヒットをしたみたいだった。この時はとにかく見ていて興奮した。1着になって中山競馬場の階段を3段か4段飛ばしで走って降りていったよ。我が子が勝ったみたいにうれしかった」。勝利の喜びを味わったことで、すっかり馬主にハマってしまった。

 このように最初のころは「リュウ」、次男が由来の「マコト」など、身近な人の名前を付けていたが、引退していく時のさみしさもありやめた。「キタサン」の冠名が生まれたのはそれからしばらくしてのことだった。=敬称略=

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント 16件

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • セカンドインパクトさん

    50年も馬主してきて、決して大枚を注ぎ込むことなく、ようやくこんな天馬に出会えた。

    最後までどうか無事に、誇り高い王者の走りを。

  • ジゾウさん

    最初の馬に長男の名前をつけるあたりキタサンブラックを息子と言うのもうなずける。

    あと1走無事に。

  • お弟子さん

    冠名ってダサいって言われることもあるけど、分かりやすくて初心者のファンからしてはいいのかもな。

    キタサンと聞けばサブちゃんって閃くし。冠名の由来が聞けてよかった。

  • Jazzcatさん

    サブちゃんがしゃしゃり出るのが嫌だという人がいるが…
    50年以上も馬主を続け、キタサンブラックという歴史的名馬に出会ったのだから、
    少しくらいドヤってもいいだろうと思う。
    本当に馬を大事に愛しているのが伝わってくるし、嫌な感じはしません。

  • 末脚のお嬢さん

    新栄プロはド演歌筋で経営者さんは代々馬主さんだし、今の社長さんは元歌手で馬主会の要職、北島さんも自然にそうなるよね。
    でも愛情厚い馬との触れ合いから、神様がキタサンブラックをプレゼントしてくれたかな…ポエムでごめんなさい(^_^;)w
    半世紀だもんね、金子さんとか競馬に無知から20年でしたか今のポジションだし、そうも思いたくなるね…キタサンブラックって馬の価値はレジェンド。
    私はドゥラ命だけど、同期にこんなステキな馬がいたなんて胸熱ね。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す