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組織的ドーピングを認めたナヴァロ調教師

  • 2021年08月22日(日) 05時04分
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組織的ドーピングを認めたナヴァロ調教師、最長5年の禁固刑の見通し(アメリカ)

ホルヘ・ナヴァロ調教師(46歳)は、4年間にわたって巧妙で大掛かりな組織的ドーピングを画策し、管理馬の競走能力を向上させていたという容疑について有罪を認めた。これにより最長5年の禁固刑を科され、被害者への2,500万ドル(約27億5,000万円)以上の損害賠償義務が生じることになりそうだ。

 これは世界中の競馬社会において重大な出来事だ。ナヴァロ氏は、2019年ドバイゴールデンシャヒーン(G1)優勝馬エックスワイジェットを含む1,000頭以上の勝馬を送り出してきた。ところが、2016年~2020年3月に非合法のブラッドビルダー(赤血球数を増加させる作用がある)、血管拡張剤、気管支拡張剤、運動誘発性肺出血用ピル、デザイナードラッグのSGF-1000を馬に意図的に投与したり、他人に投与するよう指示したことを認めたのだ。それらは管理馬の競走能力を向上させることを目的としたものであり、レース前後の薬物検査で検出されることはなかった。

 ナヴァロ氏は、ジェイソン・サーヴィス調教師の組織的ドーピングへの関与も明らかにした。サーヴィス氏は2020 年の第1回サウジカップ[総賞金2,000万ドル(約22億円)]で1位入線したマキシマムセキュリティを管理していた。その賞金は今もなお、同馬の馬主に支払われていない。

 FBI(連邦捜査局)は2020年3月、競走能力向上薬(PED)使用の疑惑に対する盗聴を含む秘密調査の結果をうけて、早朝の家宅捜索を実施した。そのときに逮捕された27人にこれら2人の調教師が含まれていた。サーヴィス氏はこの容疑を否定し、無罪を主張している。

 昨年この事件が明るみになり競馬界に大きな衝撃を与えたが、さらに最も重大な局面において、ナヴァロ氏は自らの主張を覆した。すなわち、仲間と共謀してFDA(米国食品医薬品局)が承認していない不当表示薬物や変造薬物を投与したとする容疑に対して、ナヴァロ氏はその主張を無罪から有罪に変更したのだ。それらの薬物には、管理馬の競走能力を向上させることを意図した薬物が含まれていた。

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ネタ元のURL
https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2021/30/2.html

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