帯広競馬場で行われている“ばんえい競馬”。歴史は古く、公営競技となったのは1946年です。今回は、1999年12月30日にばんえい競馬の騎手を引退後、現在は調教師としてばんえい競馬をけん引する“ミスターばんえい”こと金山明彦さんに、ご自身の経験をふまえながらばんえい競馬の魅力、おもしろさを教えていただきました。
北海道Likersライターkino:ばんえい競馬は平地での競馬と異なる点がたくさんありますが、その中で「これだからばんえい競馬はおもしろい!」と金山さんが感じる部分はどのようなところでしょうか。
金山調教師:レース展開のおもしろさですね。ばんえい競馬は幅1.8m、距離が直線で200mのセパレートコースになっていて、2つの障害が見どころです。スタートが遅れて後方になっても坂を降りる時には先頭になったり、最初はよかったものの障害が苦手で負けてしまったり一筋縄ではいかないんですよ。
馬と並行して一緒に歩くと自分が騎手になったような感覚になれるのも、直線コースのばんえい競馬ならではの魅力。ばん馬が駆け抜けていく迫力を間近で体感できます。レース中は馬を止めて息を入れさせることもあるので、騎手が行う駆け引きやゴール前の接戦も見どころです。
kino:騎手から調教師となられ、長年ばん馬と過ごされていますが、ばん馬の魅力はどのようなところでしょうか。特徴とあわせて教えていただきたいです。
金山:馬体が1トンを超える馬も多いので、見た目の大きさからは想像できないかもしれませんが、実は性格がとてもおっとりしています。人にも従順で、意外と扱いやすいんです。たまに気性が荒い馬もいますが、ほとんどがおっとりしていますね。
kino:ばんえい競馬は騎手の学校のようなものはあるのでしょうか?
金山:ばんえい競馬にはないんです。騎手になりたいという人たちは、まずは厩務員(きゅうむいん)を経験しながら騎手を目指していくことになります。最近はばんえい競馬の知名度が上がり、騎手になりたい若い人が増えてきているので、育てていく環境を周りで作っていかなくてはと思っています。ばんえい競馬のことをもっとたくさんに人に知ってもらい、騎手を目指す人が増えていってほしいですね。
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