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石神「15年後、想像できない」熊沢を尊敬

  • 2021年08月29日(日) 22時05分
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デビュー36年目の熊沢重文騎手(53)が28日の小倉サマージャンプをアサクサゲンキで制し、障害競走歴代最多タイの254勝目を挙げた。オジュウチョウサンの主戦、石神深一騎手(39)にとっても尊敬する先輩だ。

「すごいです。すごいとしか言いようがないです。自分と15歳近く違っていて、自分が15年後、熊沢さんのように乗っているのはちょっと想像できないですね。頑張りたいけど、無理だと思います。日本の障害競走はスピードが速いですし、年を取ると、怖くなるんじゃないのかなって。熊沢さんは初障害の馬でも関東の馬で依頼されたテン乗りの馬でも、しっかり競馬をしてきますよね。関東の後輩騎手には『(鞍上が)空いている馬があれば何でも乗るよ』って。騎乗に対し、貪欲な姿勢は見習わないといけないと思います。(技術的には)ゲートを出していって、攻めて跳ばせるところだがすごいです。競馬はもちろん、差して勝つ馬もいますけど、逃げる馬、好位で運ぶ馬が勝つレースがほとんどです。だから、スタートして一つ目の障害というのは本当に大事で、難しい。ゲートから出していくと掛かるし、ポジション争いでゴチャゴチャするし・・・。ただ、熊沢さんは1つ目の障害をしっかり跳ばせてから、馬に我慢させるんです。そのスタイルをずっと貫いているのがすごい。馬を押す力も、抑える力もある。熊沢さん、脱ぐとすごいんですよ。ゴリラみたいな筋肉してます。昨年、自分が胸椎をケガして、熊沢さんが過去に同じところをケガしていたので、リハビリのアドバイスをもらいに行ったんですけど・・・、『筋トレだよ。筋肉つければ大丈夫だよ』『マジすか』って・・・。昭和を知っているジョッキーですよね。大先輩の熊沢さんがいて、北沢さんがいて、義行さん(横山義行元騎手)、誠さん(西谷誠騎手)たちがつなげてきてくれたものがあります。自分や五十嵐や平沢という中堅の世代が『障害競走は面白い』と言ってもらえるような技術を見せていかなくちゃいけない。若いジョッキーたちのいいところも認めて、切磋琢磨(せっさたくま)していきたいと思ってます。熊沢さんとは普段は一緒にお酒飲んで、レース以外ではフレンドリーなんですけど、レースになると、もうライバルで。返し馬のときから『絶対負けないぞ』という気持ちで乗ってます。これからも熊沢さんにライバルと思ってもらえるような存在でいたいと思います」。
ネタ元のURL
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202108290000343&year=2021&month=8&day=29

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