「
愛知杯・G3」(13日、中京)
史上初の3日連続重賞Vを飾り、18年最高のスタートを切った戸崎圭が、今週は初タッグとなる
コズミックフォースで参戦する。美浦Wでの追い切りに騎乗し、好感触を得て態勢は整った。
シンザン記念(
アーモンドアイ)と同じ国枝厩舎とのコンビで、早くも今年4つ目となる重賞V獲りに視界良好だ。
中山金杯、
フェアリーS、
シンザン記念の重賞3連勝を含む年明け3日間開催で8勝と最高の開幕ダッシュを決めた戸崎圭が、今週は
コズミックフォースとのコンビで重賞4勝目に挑む。
今回が初コンビとなる人馬は水曜、美浦Wで初めて息を合わせた。先行した
ミエノドリーマー(5歳1000万下)を0秒4追走する形で追い切りスタート。向正面で他厩舎の馬が2頭の間に入り3頭併せのような形になるが、折り合いはピタリ。直線で内へ潜り込むと、馬体をびっしり併せたまま馬なりで併入した。
6F84秒6-39秒7-13秒3のタイムで追い切りを終えた戸崎圭は「まだ緩さはあるけど、全体的にしっかりしている馬ですね。乗りやすいです。道中も
リラックスして走っていましたし、反応も良かったですね」と満足そうに初コンタクトを振り返った。
同馬を送り出す国枝厩舎は、7日にJRA通算800勝達成を始め、戸崎圭とのコンビで制した
シンザン記念の
アーモンドアイを含む3勝と好発進。昨年、関東リーディングとなる48勝を挙げた勢いそのままに新年も突き進んでいる。
国枝師は「順調に来ているし、追い切りの動きも良かったよ」とご満悦。初戦こそ3着に敗れたが「馬が競馬を良く分かっていなかっただけ」と敗因ははっきりしている。「初戦はゲートが良くなかったけど2戦目では変わってきたし、今回も良くなっていくと思うよ」と前進の手応えをつかむ。
新年からノリノリの騎手と厩舎による強力タッグ。この勢いに乗らない手はない。
提供:デイリースポーツ