フェブラリーSに向けての
ステップレース。冬の中京のGII戦として施行されるようになって今年で6回目になる。過去5年の勝ち馬のうち2頭が本番も制しており、同じ左回りということもあって重要性は高い。
1.スローペースになりやすい
同じ中京ダート1800mでは年末にGIの
チャンピオンズCが行われているが、
東海Sは
チャンピオンズCほど厳しい流れにならないことが多い。底力よりは、スピードと器用さが優先されるレース。
2.先行馬に安定感
チャンピオンズCは差し・追い込み馬が有利という傾向があったが、スローペースになりやすいこともあって、
東海Sでは先行馬の活躍が目立つ。過去5年間で先行馬が3勝、一昨年は行った行ったの決着になった。
3.実績馬が優勢
グレード別定のGII戦で、GI勝ちの実績馬でも58kgで出走できる。過去5年間の勝ち馬のうち4頭は、それ以前に重賞を勝った実績があった。
テイエムジンソクはGI初挑戦だった
チャンピオンズCでクビ差の2着。
コパノリッキーを競り落としたところに外から強襲を食らったもので、内容的には勝ちに等しかった。直線に坂がある中京コースでも終いの脚が鈍らなかったのも収穫。実力・近況ともにずば抜けている馬が56kgで出走できるのはいかにも有利で、ここは相手探しの一戦となる。