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【東海S】モルトベーネ陣営「リズム良くいけば渋太い」/ねぇさんのトレセン密着

  • 2018年01月16日(火) 19時55分
 早いもので1月も後半に入りました。中央競馬もすでに2週が経過しており、この時点で1つでも勝っているかどうかがひとつのポイントになる厩舎は結構多いです。

 松永昌厩舎は先週の土曜日、京都のメインレース、淀短距離ステークスラインスピリットで制しました。しかも、厩舎所属の森一馬騎手での勝利!

「昨年のタンザナイトSではイメージ通りに満を持して追い出したんですが、ハナ差で2着に負けてしまいました。惜しく悔しい思いをしたので、次走である今回勝ててすごく嬉しかったです」と森一馬騎手もニッコリ。厩舎もいい雰囲気でしたよ!

 そんな松永昌厩舎、今週日曜の重賞・東海ステークス(GII)にモルトベーネを出走させます。モルトベーネは昨年このレースでは2着。その後、オープン特別のアルデバランSアンタレスS(GIII)を勝っているように、それまでなかなか結果を出せずにいたのが昨年のこのレースでの好走をきっかけに波に乗っています。

 相手関係もありますが、この時期のモルトベーネ、走りますよね。

「この中間、調子がいいよ。1週前追い切りも3頭併せから抜け出し、いい動きだった。先週しっかり動いたので、今週は時計を出し過ぎないくらいで仕上げます」と中山助手。

 前走のチャンピオンズC(GI)は2桁着順とはいえ勝ち馬からコンマ8秒差。スタートも物見さえしなければ「本来は速い」(堀江厩務員)のです。

「スタートがちゃんと決まって、道中もリズムさえ良ければ、渋太い競馬をする馬ですよ」(中山助手)

 それから、モルトベーネといえば口向きが良くない面を見せるときもあります。でも、最近はそれも解消されつつあるようです。

「秋山騎手や(森)一馬がそれを意識しながら調整してくれている。そのおかげもあって、うまい具合にモタれる面がなくなってきたね」(堀江厩務員)

 それならば、昨年2着の実績からも素直に狙いたいところ。先週からのいい流れ、続くといいですね。

(取材・文:花岡貴子)

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