スマートフォン版へ

みんなの投稿ニュース

海外で腕磨く坂井瑠星騎手、飽くなき向上心

  • 2021年09月07日(火) 21時33分
  • 0
  • 1
 先週で幕を閉じた今夏の北海道シリーズは、若手騎手の活躍が光った。22歳の横山武が35勝を積み上げて、北海道リーディングを獲得したのも見事だったが、個人的に腕を上げていると感じたのが、15勝した坂井瑠星騎手(24)=栗東・矢作。よく穴をあけており、単勝回収率は124%という立派な数字だ。10勝以上した騎手の中で、単勝回収率が100%を超えていたのは坂井だけだった。

 1カ月前に札幌で取材する機会があったのだが、2月のサウジアラビア、3月のドバイ遠征が、大きな経験となったようで、ずいぶん大人びた印象を持った。「ドバイから帰ってからは、いい結果を出せていると思います」と本人にも自覚があるようだ。

 その坂井は現在、フランスにいる。渡仏は初めてとあって、現地に行ったことがある記者に、いろいろと逆取材された。さらに、もともとオーストラリアに長期滞在していたことで英語は話せるが、「少し忘れているので、クリストフ(ルメール)や(武)豊さんといる時は、英語でしゃべるようにしているんですよ」。滞在をより実りあるものにするために、遠征前からしっかりと準備していた。

 1日には仏エヴルー競馬場で、初騎乗初勝利をやってのけた。エントシャイデンとのコンビで挑む12日のパン賞(G3・仏パリロンシャン・芝1400メートル)にも注目が集まる。コロナ禍でも積極的に海外で腕を磨く坂井。飽くなき向上心が彼の技量を高めている。(黒柳勝博)
ネタ元のURL
https://www.chunichi.co.jp/article/325371?rct=horse

みんなのコメント0件

  • このニュースには、まだコメントがありません。コメントしてみませんか?