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【シルクロードS】ファインニードル2馬身差快勝 重賞2勝目!いざG1制覇へ

デイリースポーツ
  • 2018年01月29日(月) 06時05分
 「シルクロードS・G3」(28日、京都)

 G1馬を輩出する短距離界の出世レースを制したのはファインニードル。パンプアップした馬体を躍動させ、大舞台に弾みをつけた。昨年の高松宮記念優勝馬セイウンコウセイが復活の2着。3着にフミノムーンアドマイヤムーン産駒が上位独占を果たした。

 スプリント界に新星の誕生だ。ファインニードルが2馬身差の完勝。重賞2勝目を手に入れた。

 まるで力が違うと言わんばかり。4番手を追走し、前にいるG1馬をとらえたのが残り200メートル。最後はリードを広げ、鮮やかな勝ちっぷりだった。「強くなったなと思いました。思い通りの位置が取れて、リズムもよかった」と、川田はうなずいた。

 コンビを組んだのは約1年8カ月ぶり。「以前よりもコントロールが効くようになって、競馬を組み立てられるようになった。しまいもいい脚を使ってくれる」。当時は500万下の身。成長した姿に感心した鞍上は「もっと良くなってくれる。そういう舞台でも楽しみな競馬ができると思う」と、さらに上のステージを意識した。

 放牧明け初戦のこの日は18キロ増と過去最高の馬体重で出走した。高橋忠師は「成長分。帰ってきた時に体つきが変わっていて太いと感じなかった。スプリンターの体つきになった」と目を細める。

 昨年の秋はスプリンターズSに挑戦したが、12着と大敗。当初からの目標だったわけではなく、G2勝ちの延長線として臨んだレースだった。今年は違う。狙い定めたこん身の仕上げで高松宮記念(3月25日・中京)に向かう。「昨年の秋とは思いも違う。期待を持っていける内容で勝ってくれたし、うまくいけばと思う」。昨年のチャンピオンを破り、本格化を迎えた5歳馬。堂々とG1奪取を誓う。

提供:デイリースポーツ

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