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【根岸S】ノンコノユメ復活のレコードV セン馬になって初美酒!

デイリースポーツ
  • 2018年01月29日(月) 06時05分
 「根岸S・G3」(28日、東京)

 6番人気のノンコノユメサンライズノヴァとの激しい戦いを鼻差制し、15年11月の武蔵野S以来、約2年3カ月ぶり、実に11戦ぶりの勝利を飾った。16年夏にセン馬になって以降初の1着はレコード勝ちで、フェブラリーS(2月18日・東京)の優先出走権を獲得。悲願のJRA・G1タイトル奪取に大きく前進した。

 サンライズノヴァとの激しい戦いを鼻差制して、2年3カ月ぶりという久々の勝利でノンコノユメが復活を遂げた。

 「レコードとは思わなかったが、素晴らしい脚で伸びてくれた」と内田博は馬の決め脚をたたえた。勝ちタイムの1分21秒5はコースレコードを0秒4更新。JRAレコード(阪神)に並ぶタイ記録だった。

 いつものように後方からの競馬で、4角は流れるように外へ。前半3F通過タイムの33秒9は、芝1200メートル戦だったシルクロードSよりも0秒1速いハイペースの中、直線でいっぱいになる先行馬を一気にのみ込んだ。ラスト100メートルで、前を行くサンライズノヴァと並び、最後は首の上げ下げで競り勝った。

 3歳時に活躍したが、気性を考え4歳夏(16年)に陣営は去勢に踏み切った。扱いやすくはなったが「おとなし過ぎるかと思った。輸送で減ったり、牝馬みたいな気になってしまったのかもしれない」と加藤征師は話す。

 だが、この日は誘導馬を見て、いなないていた。手を焼かせていたやんちゃな頃の姿が戻ってきた。「後ろの馬に蹴りかかったり。昔のしぐさが戻ってきた」と同師。少し時間はかかったが、セン馬になって初、完全復活を予感させる勝利だった。

 トレーナーも鞍上も口をそろえた。「次もこんなレースができれば」。15年に大井でのジャパンダートダービーでの勝利はあるが、JRA・G1では15年チャンピオンズC、16年フェブラリーSと連続2着。悲願のG1奪取へ、狙うは直線一気の再現だ。

提供:デイリースポーツ

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