「17年度
JRA賞授賞式」(29日、都内ホテル)
昨年末の
有馬記念で有終Vを決め、
年度代表馬にも2年連続で選出された
キタサンブラックは種牡馬として大人気。12年三冠牝馬で国内外でG1・7勝を挙げた
ジェンティルドンナの
母ドナブリーニなど、150〜200頭と種付けを行うことが分かった。
2年連続で競馬界最高の栄誉に浴した
キタサンブラック。わずか3年の競走馬生活を最高の形で終えた。4歳以降の主戦を務めた
武豊は「プレッシャーもあったが、これほどの馬に乗せていただき、騎手として光栄でしたね」と感慨深げ。清水久師も「心の中で謝りながらハードに攻めました。北海道に送り出した直後は、長い長い夢から覚めたような気持ちになりました」と振り返った。
総額13億5000万円(1口2250万円×60口)のシンジケートが組まれ、既に北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで、種牡馬としての新生活をスタートさせている。花嫁には国内外のG1で7勝を挙げた
ジェンティルドンナの
母ドナブリーニなどが決定済み。オーナーがブラック用にフランスで買い付けた
ディステイン(5歳牝馬)も既に来日した。試験種付けも上手といい、150〜200頭との交配が予定されている。
昨年春の天皇賞では
ディープインパクトのレコードを破るスピードを見せ、極悪馬場の秋の天皇賞では
パワーも披露した。「スピードとスタミナ、どんな場面でも勝負根性を発揮して結果を出してくれた。それを受け継ぐ子どもを出してほしい」とユタカも期待を寄せる。順調なら21年夏にも、ブラックの子がターフに登場する。
提供:デイリースポーツ