「
東京新聞杯・G3」(2月4日、東京)
15年の
富士S以来8戦目、実に2年3カ月ぶりの勝利だった。14年の2歳王者
ダノンプラチナが前走の
ニューイヤーSを制した。
長い長いトンネルを抜けたとはいえ、前走について国枝師は「勝負どころで馬なりで上がって行かなくて、あれ?大丈夫かなって感じだったけどね。それでも前走はきっかけにはなる。いい方向には行っている」とやや辛めの評価。
求めるものが高いからこそ評価は厳しくなる。「G1(14年
朝日杯FS)を勝った時が一番いい走りだったから。そこに戻したいと工夫していて、近づきつつある」と手応えは感じている。
蹄の不安が悩みの種となり、16年の
富士S3着以降、10カ月の休養を余儀なくされた。そんな弱点も、解消されつつある。国枝師は「蹄も今は大丈夫」と太鼓判を押す。不振時は坂路主体の調整だったが、前走からはウッドチップコースでしっかり乗り込めるようになったのがその証しだ。
春の目標はズバリ
安田記念(6月3日・東京)。マイル王に向けて「G1に行くためにはもう一段階上げていかないと。ここら辺でいい競馬をしてほしいね」と意気込む同師。重賞勝ちした好相性の舞台で完全復活を期す。
提供:デイリースポーツ