今週末は今年最初の
JRAのG1競走、
フェブラリーS(2月18日・東京ダート1600m)。栗東所属馬は17日に東京競馬場への輸送を控えているため、全休明けとなった今朝14日に最終追い切りを行った陣営が多い。前走
東海Sを快勝した
テイエムジンソク(栗東・
木原一良厩舎)も最終追い切りを行っている。
古川吉洋騎手が跨って単走。これは前走時の最終追いと全く同じだが、馬場入りからスムーズな仕草が前走とは全く違っている。道中の走りも
リラックスしており、1週前追い切り同様、素晴らしいリズムで1Fごとのラップを刻んでいく。最後まで加速し続けてゴール。昨秋とは全く違うゴール前での動きといってよいだろう。
時計は6F82.0〜5F66.5〜4F51.5〜3F37.7〜1F12.0秒。時計も前走時とは違って、ゴールに向けて理想的な加速ラップを踏んでいる。1週前追い切りの時点で過去最高の状態だと当ニュースで評したが、この動きを見るかぎり、それが完成形になったという感じ。
スタート地点の芝や前日輸送など、課題が多い東京ダート1600mでのレース。しかし、この状態でレースを迎えることができれば、スピードに自在性が出て、これまで以上に操作がしやすい走りができそう。
(取材・文:井内利彰)