北海道新ひだか町の
アロースタッドで繋養されていた2003年の
JBCスプリント(大井・GI・ダ1190m)の優勝馬
サウスヴィグラスが4日に死んでいたことがわかった。22歳だった。1月下旬にせん痛を発症し、手術を受けていた。
父エンドスウィープ、
母ダーケストスター、
その父Star de Naskraの同馬は現役時代、1998年に美浦・
高橋祥泰厩舎からデビュー。2002年の
根岸S(GIII)で重賞初制覇。同年3月の高知・
黒船賞(GIII)から重賞6連勝を記録し、最後のレースとなった2003年の
JBCスプリントで念願のGI制覇を果たした。通算成績は33戦16勝(地方9戦6勝)で重賞は8勝。主戦は
柴田善臣騎手。
種牡馬入り後は4度の
地方競馬リーディングサイアーに輝くなど、ダートで多くの活躍馬を輩出した。
産駒には
コーリンベリー(2015年
JBCスプリント)、
ラブミーチャン(2009年
全日本2歳優駿、2009・12年NAR
年度代表馬)、
ヒガシウィルウィン(2017年
ジャパンダートダービー、2017年NAR
年度代表馬)の交流GI優勝馬がいるほか、
ナムラタイタン(2011年
武蔵野S)が父と同じ
アロースタッドで、種牡馬として繋養されている。