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アイルランドを拠点とする児玉調教師

  • 2021年10月21日(木) 19時21分
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小規模な厩舎を運営する調教師がキャリア最大の成功を収めた後に低迷期を迎えることは、確かに前例のないことではない。しかしカラ競馬場を拠点とする日本出身の児玉敬調教師の場合、その低迷期は4年以上も続いた。

 児玉調教師は2017年8月、イルーシヴタイム(Elusive Time)がロス・コークリー騎手を背に総賞金10万ユーロ(約1,350万円)のアイリッシュケンブリッジシャー(カラ)を制したとき、自身にとって最大の勝利を満喫した。ただ、その次にウィナーズサークルを訪れるまでに1515日もの時間を要することになった。トーセンウィッシュがロナン・ウィーラン騎手を背に5½ハロン(約1100m)の未勝利戦を制したのは10月20日(水)のことだ。

 よく知られているように児玉調教師はあの記念すべき日からわずか49回しか管理馬を出走させていなかったが、再び良い管理馬に巡り合えるという可能性はあった。そして、馬主の島川隆哉氏が生産したトーセンウィッシュ(牡2歳 父ニューベイ)がラスト1ハロンで本当に見事な走りっぷりを見せ、経験豊富なネオソウル(Neo Soul)を首差で破ったのだ。

 児玉調教師は、「私が勝利を挙げるのは珍しいことなので、嬉しいです」と語った。

 「1勝もできない期間が続いたことで調教師をやめることを考えましたか?」と聞かれて、同調教師はこう答えた。

 「15年間も馬を管理してきたので、やめるのはとても難しい決断です。毎年、"もう1年やってみよう"と自分に言い聞かせてきました。ほとんど諦めていたのですが、今回勝った馬のおかげで頑張れるかもしれません」。

 「この牡駒は、最も重要なクライアントの自家生産馬です。島川氏はこの牡駒の母ウィッシングタイムを所有していて、彼女はハイランドリールの仔を受胎しており、2週間後に日本に輸送される予定です。島川氏は楽しみにしてくれているでしょう」。

ネタ元のURL
https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2021/39/5.html

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