研修のため9月6日からイギリスとフランスに滞在していた団野大成騎手=栗東・斉藤崇史厩舎=が10月29日、約2か月ぶりに栗東トレセンに姿を見せた。
帰国後10日間の隔離期間を終えたばかりの21歳は「早く乗りたいという気持ちが強かった」と、元気に5頭の調教にまたがった。
イギリスでは同国を拠点とする1歳上のデビッド・イーガン騎手の家に住み込んで、調教騎乗や厩舎作業に汗を流した。ライセンスが取得できず実戦騎乗はなかったが、大レースが行われる日には観戦のためアスコット、ドンカスターなどの競馬場に足を運んだ。
フランスでは凱旋門賞に出走したクロノジェネシス(牝5歳、父バゴ)に帯同。10月4日にはフォンテーヌブロー競馬場で一般レースに騎乗した。「トップジョッキーと話をしたり、騎乗を間近で見たり。走りにくくてパワーが必要な芝でも実際に乗れましたし、勉強になることが多かったです」と刺激を受けた日々を振り返った。
土日とも阪神で騎乗する国内復帰ウィークは計17頭の依頼が集まった。「重賞(スワンS=ギルデッドミラー)も乗せていただけますし、頑張ります」と猛アピールを誓っていた。
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