「ドバイWCデー諸競走」(31日、メイダン)
ターフに挑む
ネオリアリズムと、シーマクラシックに臨む
サトノクラウンの堀勢が、メイダン芝コースで最終リハを行った。まだ薄暗い夜明け前に登場。4コーナーの引き込み線からスタートすると、ネオが前でクラウンが後ろという隊列で、ともに単走にて追われた。4F55〜56秒台で最後まで馬なりの調整だったが、ラストは軽快なフットワークを披露し、気持ちよさそうに風を切った。
JRAを通じてコメントを発表した指揮官は「25日、26日と芝コースで調教をしましたが、ここ数日の芝、ダートの馬場状態を見て、きょう芝コースで追い切ることを決めました」と、火曜に追い切りを敢行した意図を説明。「日本の重馬場と同等の負荷がかかる芝の状態において、時計も含めて予定通りの追い切りができましたね」と、満足感をにじませた。
調教後は落ち着いた雰囲気を保っており、両馬ともに初のドバイ遠征だが、環境に適応して順調に調整は進められている様子。2頭とも、今回は香港で海外G1初制覇に導いたモレイラとコンビを組む。世界的名手の手綱で、中東でのダブルG1制覇の快挙達成を狙う。
提供:デイリースポーツ