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ドバイの中心で引退生活を送る元競走馬

  • 2021年11月06日(土) 00時57分
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高層ビルのすぐそばの砂地の放牧場で楽しそうに駆け回る姿は、必ずしも31歳の元競走馬のものであるとは思えない。
ドバイはこの20年間で急速に発展してきたが、その発展を支えてくれた者たちのことをそんなにすぐに忘れるような事はしない。その中には馬も含まれる。
それらを世に知らしめた競走馬のうちの数頭が今も健在で、ドバイレーシングクラブの引退馬ホーム&リハビリセンターで余生を送っている。

この31歳の馬は、1993年ガリニュールS(G2 カラ)を制したマスヤールである。
当時ジョン・オックス調教師がアガ・カーン殿下のために調教していたこの馬は、このレースの数ヵ月後にゴドルフィンの厩舎に入った。この新たな展開によって、英国と米国を経たのちに、彼は1995年ドバイに辿り着いた。疑いようもなく丈夫なタイプの彼はドバイでも勝利を収め、41戦7勝という立派な成績でキャリアを終えた。
それから20年以上経った今でも彼はここにいて、サラブレッドもアラブ種もいる60頭ほどの引退馬とともに余生を送っている。

この施設には、リハビリとリホーム(里親探し)という2つ目の要素がある。
コープランド氏はこう語った。
「健康な状態でやってくる比較的若い馬の中には、適切な人に里親になってもらう馬もいます。まずは私たちのところに来ると休養させ、基本的なリハビリを行います。その後オーナー候補を評価し、希望どおりの馬に引き合わせるようにしています。今ではマクトゥーム一族以外の個人馬主からも馬を預かることができるようになっており、これは素晴らしいことです」。

「引退馬が新たな生活で活躍する姿を目にすることこそ、この仕事の醍醐味です。彼らは競走生活を終えた後も、とても多くのことをもたらしてくれます。ゴドルフィンが英国・米国・日本・豪州で実施している類似のスキームと同様に、モハメド殿下がこの施設を設置して、引退馬にその機会が与えられたことは素晴らしいことです」。

ドバイの中心に引退競走馬がいるとは思いもよらないかもしれないが、彼らはこれ以上ないほど安泰な環境の下にいるのだ。


『引退馬が新たな生活で活躍する姿を目にすることこそ、この仕事の醍醐味です。』
この言葉に尽きます!
東京の新宿のど真ん中に牧場や引退馬が暮らしていることを想像してみた…
国とJRAの運営で新宿御苑辺りなら可能なのでは…と
ネタ元のURL
https://www.jairs.jp/contents/w_news/2021/10/2.html

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