「
ドバイシーマクラシック・UAE・G1」(31日、メイダン)
日本ダービー馬の金看板に、他国の関係者からも注目を集めていた
レイデオロ。しかし、本来の豪快な末脚は発揮されることなく、4着で終戦となった。
ハナを切った勝ち馬
ホークビルがスローペースに落として主導権を奪取。この展開に翻弄(ほんろう)され、道中は行きたがるしぐさも。「ペースが遅くて、少し引っ掛かった」とルメール。直線で懸命にラストスパートをかけるも、なかなか先行集団の脚色は鈍らない。藤沢和師は「前の馬と同じ脚色になったね」と悔しがった。
それでも、これが海外初挑戦。師は「海外との力差は、何回かやっていくうちに近づくはず。しまいまでギブアップしなかったし、よしとします」と前を向いた。「秋にも大きいレースがあるし、頑張っていきたい」。次走については明言を避けたが、
凱旋門賞など新たな海外遠征も視野に入る。
一夜明けた1日、津曲助手は「馬房から出して状態を確認しましたが、大きなダメージはありませんでした」と無事を報告した。まだ4歳馬。反撃の機会は存分にある。国内でスキルアップに努め、次こそ真の実力を披露する構えだ。
提供:デイリースポーツ