「
ヴィクトリアマイル・G1」(13日、東京)
4度目のため息だった。
リスグラシューは悲願のG1タイトルに鼻差及ばず2着。「あそこまでいったら勝ちたかった」と
武豊は天を仰いだ。
8枠16番からのスタートでもあり、道中は13番手と後方から。「外枠はポジションがね…。ベストの位置で競馬ができれば良かったが、枠の差があった」と鞍上は唇をかむ。馬場の真ん中から馬群を割って、上がりメンバー最速の上がり3F32秒9をマーク。だが、先に抜け出した勝ち馬をとらえるまでにはいかなかった。
G1で4度目となる銀メダルに、矢作師は「状態が良く、きょうは負けないだろうと思っていたが…」と明かし、「一戦ごとに課題は克服している。4歳春だし、まだ良くなる」と言葉をつないだ。
オーナーの了解が得られれば、
安田記念に参戦する意向だ。「牡馬相手でも十分やれる」とトレーナー。この悔しさは3週後の同じ舞台で晴らす。
提供:デイリースポーツ