2016年10月にダートを走って以来、6連勝を重ねている
グレイトパール。骨折により11か月もの長期休養を強いられましたが、復帰戦の
アンタレスSではそういったブランクを微塵も感じさせないほど力強いパフォーマンスを見せてくれました。
「レースを見てもわかるとおり、ずっと長くいい脚を使えるのが
グレイトパールの強みです」(片山助手)
しかし、その反面調教ではこれまであまり動く印象はありませんでした。
「調教でレースのようなロングスパートを続けたら、オーバーワークになりかねませんからね。でも、最近では調教でも動くようになってきたんです。復帰前と復帰後を比べると、そのあたりが一番の変化です」(片山助手)
「先週、今週と終い上がり11秒台が出ています。追い切りに騎乗している川田騎手によれば『トップスピードはあまり変わらないけれど、反応の良さが出てきている』とのことです。すごく楽しみですね」(猿橋助手)
馬体重は前走の
アンタレスSで546キロ。この中間は562キロを記録しています。この体重を支える脚元へのリスクは否めません。
「一戦一戦、とにかく無事にレースを終え、着実に賞金加算して欲しい」(片山助手)
ダート界は賞金持ちがたくさんいますしね。大舞台で
グレイトパールのロングスパートを見るためには、ここは必勝といきたいところです。
(取材・文:花岡貴子)