1日(金曜日)に
エプソムダウンズで行われる英
オークス(芝12F6y)へ向けた前売りで、1番人気に推されていた
ラーティダー(牝3、父ドゥバウィ)が、同レースを回避することになった。管理するジョン・ゴスデン調教師が25日に明らかにしたものだ。
ブエナビスタを2着に退けて制したG1
ドバイシーマクラシックを含めて、3つのG1を制した名牝ダーレミの4番仔という超良血馬が
ラーティダーだ。5月6日にニューマーケットで行われたLRプリティポリーS(芝10F)を3.1/4馬身差で快勝し、デビューから無傷の2連勝をマーク。ブックメーカー各社が
オークスへ向けた前売りで2.75倍〜3倍のオッズを掲げ、抜けた1番人気に推されていた。ところが、24日に行った調教の動きが芳しくなく、これを受けて行われた血液テストの結果も良好とは言い難いものだったため、
オークスを回避することになったものだ。
昨年秋のG1フィリーズマイル(芝8F)2着馬で、シーズンオフを通じて
オークス前売り2番人気の座にあった、アイルランド産
ディープインパクト産駒のセプテンバー(牝3)も、中間に一頓挫あって戦線を離脱しており、残念ながら今年の英
オークスは主役不在の状態で発走の時を迎えることになるようだ。
(文:合田直弘)