大阪杯で悲願のG1制覇を果たした
スワーヴリチャード(栗東・
庄野靖志厩舎)。前走後はノーザンFしがらきへの放牧を挟み、4月25日に栗東へ帰厩。
安田記念(6月3日・東京芝1600m)へ向けて、入念に調整を続けており、今朝30日に最終追い切りを行っている。
CWコースで単走。前回、前々回の最終追い切りは遅い時計だったので、今回も勝手にそうなるものだと想像していたが、向正面から軽快なスピードで飛ばしていく。引っ掛かっているのかな、行きたがっているのかな、というスピードだが、そんな様子は全くない。
実際、直線に向いてからは更に加速して、素晴らしいスピードでゴール前を駆け抜けた。ほぼ馬なりの手応えで、時計は5F63.0〜4F50.0〜3F37.5〜1F11.9秒。今回は一気の距離短縮になるが、それを意識するかのようなスピード調教。これだけ動けるのだから、状態に関しては、文句のつけようがない。
(取材・文:井内利彰)