1日、翌日には英ダービーが行われるイギリスの
エプソム競馬場でコロネーションC(G1・芝2400m)が6頭立てで行われた。
レースはL.デットーリ騎手騎乗の
クラックスマン(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)が、出遅れ気味のスタートから道中は控え、直線入り口でも後方に位置していたが、鋭く伸びゴール前で逃げたサルーエンを外ラチ沿いからアタマ差捕らえ優勝。重馬場で勝ちタイムは2:38.49。
2着はS.デソウサ騎手騎乗のサルーエン(牡4、英・S.カーク厩舎)、3着はA.デフリース騎手騎乗の
ヴィントシュトース(牡4、独・M.
クルーク厩舎)。前走・
ドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)では日本の
レイデオロらを相手に逃げ切っていた
ホークビル(牡5、英・C.アップルビー厩舎)は5着。昨年の兄
ハイランドリールとの兄弟制覇を狙った
アイダホ(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)は4着。
クラックスマンは父
Frankel、
母Rhadegunda、
その父Pivotalという血統。昨年の欧州
最優秀3歳牡馬で、昨年の欧州
年度代表馬エネイブルの僚馬。昨年10月の英チャンピオンS(G1・芝2000m)を7馬身差圧勝でG1初制覇、今年初戦のガネー賞(G1・芝2100m)も4馬身差圧勝。今回は近2走よりも後方の位置取りとなったが、きっちり差し切りG1・3勝目を挙げた。通算成績は9戦7勝。今秋の
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