東京シティ競馬(TCK)は4日、都内で記者会見を開き、新たな国際交流事業についての取り組みを発表した。
1995年より交流のあるアメリカのサンタ
アニタ競馬場との取り組みで、米国クラシックレースの有力な
ステップであるサンタ
アニタダービー(G1)にTCK所属馬の出走枠が最大で2枠与えられることになった。
同レースは例年4月に行われ、過去には
サンデーサイレンスや
エーピーインディ、
カリフォルニアクロームらの名馬が勝利している。今年も
ジャスティファイがこのレースを勝利した後に米国クラシックの二冠を達成、無敗での三冠に王手をかけているという、クラシックに繋がるハイレベルなレース。
出走馬の選定方法は二段階になっており、第一段階では
大井競馬場などで実施する2・3歳戦で上位馬にポイントが付与され、
雲取賞終了後に200ポイントを選定ラインとしてポイントに達した馬、もしくはそれに匹敵する馬を選定する。第二段階で一時選定馬についてサンタ
アニタ競馬場と協議のうえ、TCKが遠征馬を最終選定する(協議の結果次第では選定ラインを満たしていても選定されない場合がある)。遠征費用については、主催者負担にするなど馬主の負担にならない方向で進めるとのこと。
ポイント付与対象馬はTCK所属馬限定で、所属馬として2戦以上出走していることが選定の条件となる。