東京シティ競馬(TCK)は4日、都内で記者会見を開き、新たな国際交流事業についての取り組みを発表した。
1995年より交流のあるアメリカのサンタ
アニタ競馬場との取り組みで、サンタ
アニタ競馬場内にTCKの専用厩舎(TCKステーブル)が開設される。TCKの馬主(東京都馬主会会員)の所有馬を入厩させ、現地のレースに出走させるとともに、現地での馬の購入、賞金の事務処理など各種手続きについてサポートを展開する。
TCKステーブルはサンタ
アニタ競馬場の厩舎地区に設置され、ここを拠点に現地のレースに出走ができる。また、現地調教師が
アドバイザーとしてサポートする。
馬主にとっては、日本在住のままアメリカで馬を所有し、各種手続きも簡略化され快適なオーナーライフを送ることができ、TCK馬主の付加価値向上に繋がる取り組み。これは、これまでと視点を変え“馬主の夢を叶える”という観点から“強い馬づくり”を達成しようという試み。
将来的な構想としては、TCKステーブルからの東京シティC(サンタ
アニタ・G3)や
東京大賞典(大井・GI)への出走をはじめ、日本生産馬の現地での出走や移籍、調教師の実践的な研修、騎手の現地での騎乗も視野に入れている。
既に馬主が共同で現地のトレーニングセールで競走馬を購入し、デビュー時期は未定ながらもこの取り組みは現実的なものとして動き出しているとのこと。