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競馬関与停止の処分取り消し笠松競馬元騎手

  • 2022年03月25日(金) 22時12分
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笠松競馬の調教師らが馬券を不正購入した問題で、馬の体調などの情報を伝えた見返りに現金を受け取ったとして、岐阜県地方競馬組合から昨年4月に「競馬関与停止」の処分を受けた元騎手2人が、処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決公判で、岐阜地裁(鈴木陽一郎裁判長)は25日、組合に対して、原告1人の処分の取り消しと、もう1人への計110万円の支払いを命じた。2人が、受け取った現金をわいろと認識していたとは言えないと判断した。

 競馬関与停止1年の処分を受けた男性(39)が処分取り消しを求め、同6カ月の男性(57)は逸失利益など計376万円の損害賠償請求に切り替えて争った。

 判決理由で鈴木裁判長は処分について「事実や証拠の精査をすることもなく性急に処分したと言わざるを得ず、違法」と指摘。男性(39)に関し「情報提供の対価と認識していたとまで認定できない」とし、組合の事情聴取に「汚いお金ではとうすうす感じていた」と述べたことにも「聴取者の誘導に迎合した可能性を否定できない」とした。

 また、調教師が個人的に騎手に調教を頼み、報酬を支払うといったやりとりが行われていたことを挙げ、男性(57)について「調教料の認識で受領した可能性は否定できない」とした。

 判決によると、2人は2013〜18年、馬券を不正購入した調教師らから1人は1万円、もう1人は計約10万円を受け取った。組合での処分後、2人は騎手免許を取り消された。

 原告側の代理人は「組合が本判決を受け入れ、真の再出発をすることを希望する」とした。組合は「主張が認められなかったことは大変遺憾。判決内容を精査し、顧問弁護士とも相談の上、適切に対応していく」とのコメントを出した。
ネタ元のURL
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a06d3884aa968917d2cdc64cb737042257f5c75

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