ロシアワールドカップでの日本代表の戦いも佳境に入ってきたが、ダート競馬も負けてはいない。上半期を締めくくる大一番、
帝王賞(6/27 20:05 発走)までいよいよあと3日。大の競馬ファンで知られるプロサッカー選手、ガンバ大阪の遠藤保仁さんに、
帝王賞で応援したい馬について訊いてみた。
「ワールドカップ、盛り上がっていますね。初戦の
コロンビア戦をものにし、勝ち点3を取ったことで、日本代表はグループステージ突破に向けて大きく前進したと思います。現段階(6月20日現在)ではまだセネガル戦とポーランド戦が残っていますが、勝てる可能性という意味では、個人的には第3戦のポーランド戦のほうが高いと思っているんです。日本にとって、アフリカ特有の身体能力の高さで押されるよりは、
セオリー通りに来ることの多い欧州のチームのほうが戦いやすいですから。ここまで来たら、ぜひともグループステージを突破して、上位進出を目指してほしいですね。
注目の戦いという意味では、そのポーランド戦の前日に行われる大井の
帝王賞も同じくらい楽しみですね。中央の実力のある馬が強くて、こちらも
セオリー通りのイメージのあるレースです。
普段は関西にいるので
大井競馬場は頻繁には行けませんが、トゥインクルレースには行ったことがあります。東京に行っているときに時間ができたので、友達と遊びに行ったんですよ。家から車で20分ほどで行ける
園田競馬場のナイターも綺麗ですが、大井はすべてにおいて大きくて、ナイター競馬にはワクワクするような雰囲気がありますよね。
個人的に、今年の
帝王賞で応援したい馬は2頭います。そのうちの1頭、
テイエムジンソクは去年の秋、京都の
みやこSを勝った日にたまたま競馬場に見に行っていて、その強さが印象に残りました。
古川吉洋騎手はもう20年以上GIを勝っていなくて、この馬で久々のチャンスが巡ってきたというのを知って、ますます応援したくなりました。
もう1頭が
アウォーディーです。ユタカさん(
武豊騎手)とも、たまに食事に行ったり仲良くさせていただいていますし。大好きな馬なんですが、しばらく勝っていませんよね。ここで復活してくれないかなぁ、と密かに期待しています。
アウォーディーが2016年に川崎の
JBCクラシックを勝ったときのことをよく覚えているんですが、あのときユタカさん、インタビューで『次は中京(の
チャンピオンズC)で“会おうディー”』ってダジャレをカマしましたよね。ホントに関西人なのか、疑いたくなる微妙さでしたが(笑)。今回、もし
アウォーディーが復活勝利を挙げられたら、またユタカさんの渾身のダジャレを聞きたいですね」(笑)
■遠藤 保仁(えんどう・やすひと)
Jリーグのガンバ大阪に所属するプロサッカー選手。ポジションはミッド
フィールダー。1980年、鹿児島県桜島町(現・鹿児島市)生まれ。鹿児島実業高等学校から横浜
フリューゲルス、京都
パープルサンガ(現・京都
サンガF.C.)を経て2001年にガンバ大阪へ。日本代表としても2006年ドイツ、2010年南アフリカ、2014年ブラジルと3度のワールドカップに出場し、国際Aマッチ出場数の日本人最多記録を持つ(2018年現在)。愛称は「ヤット」。
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