「競馬の勝ち馬の情報を教える」などとうそをついて現金を詐取したとして、警視庁は横浜市青葉区の無職の男(46)を詐欺容疑で逮捕し、14日発表した。同庁は被害者に電話をかける「かけ子」役だったとみて調べている。
捜査2課によると、男は今年1〜2月、詐欺グループと共謀し、東京都葛飾区の70代男性に「勝ち馬情報がある。代理で購入するので当たったら払戻金の3割をもらう」などと電話。さらに「当たったのでお金を振り込んでほしい」とうそをついて手数料名目などで計約70万円をだまし取った疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。
グループは実体のない「トラストガーデン」という馬券の代理購入業者を名乗って被害者を勧誘。さらに架空の「全国消費者相談所」という団体もかたり、トラストガーデンが「いい会社だ」と説明して男性を信用させていたという。
同課は今年2月、東京都世田谷区内のグループの拠点を家宅捜索し、現場にいたかけ子役とみられる男2人を同じ詐欺容疑で逮捕。今回逮捕された男は、このとき不在だったメンバーだったとみられるという。
同課はこのグループが、東京や大阪、福岡など14都道府県の男女40人以上から少なくとも約800万円をだまし取ったとみて調べている。
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