「セレクトセール2018」の2日目当歳セリが10日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。注目が集まったのは18年初上場となった新種牡馬の産駒たち。
ドゥラメンテ産駒の「
アイムユアーズ18」が1億8000万円、
モーリス産駒の「
ラスティングソング18」が1億7000万円の高値で落札されるなど、高評価を得た(※価格は全て税抜き)。
おなじみの大物馬主が、この日最大の見せ場を作った。注目の良血馬「
リアアントニア18」(牡、
父ディープインパクト)を落札したのは、“サトノ”の冠名で知られる里見治氏(名義は(株)サ
トミホースカンパニー)。初日も合わせた今年最高額となる2億9000万円の値で決着のハンマーが下りた。
里見氏は「どうしても欲しい馬だった。予算内で良かった」と満足顔だ。母がカナダの2歳牝馬チャンピオンだが、購入の決め手は「(サトノ)ダイヤモンドの当歳のセリ時と非常に似ている。ダイヤモンドの勝てなかったダービーを勝ちたい」。“サトノ”軍団のエースを担う存在として期待は大きい。
同馬を預かる池江師は「毎週のように見に行って、行くたびに馬が良くなっていた。“ダービーを勝ちたい”という会長の目標にふさわしい馬」と絶賛していた。
提供:デイリースポーツ