水曜の美浦トレセン。みんなからの「おめでとう」の祝福に笑顔で応えていたのが
杉原誠人騎手(25)=美浦・藤沢和=だ。23日に第1子が誕生し、晴れて父となった。「無事に生まれてくれて本当に良かったです。これから家族が1人増える分、より一層、頑張りたいと思います」と表情を引き締める。
その“新米パパ”が今週の
アイビスSDで重賞初制覇を目指す。舞台となる直線競馬、そして相棒の
レジーナフォルテ、杉原はともに特別なものを感じている。直線競馬はJRA初勝利だけでなく、初の特別Vも挙げた舞台。ポイントとなる勝利をここで記録している。
また、
レジーナフォルテは入籍2日後に行われたレースを勝ち、結婚後の初勝利をプレゼントしてくれた馬。さらに、前走の
テレビユー福島賞を勝利した6月30日は、結婚記念日と愛妻の誕生日だった。「勝ちたい気持ちが強かったし、こういう時に勝ったら格好がいいなとは思ってました」と胸を張る。
縁のある馬で挑む縁のある舞台-。自然と重賞初Vへの期待が高まる。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ