28日、イギリスの
アスコット競馬場で行われた
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスS(G1・芝2400m)を終え、10月7日にパリ・ロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(G1・芝2400m)のブックメーカー各社の前売りオッズにも変化が出ている。
ポエッツワード(牡5、英・M.
スタウト厩舎)が前走の
プリンスオブウェールズS(G1・芝2000m)で、
凱旋門賞でも人気の
クラックスマン(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)を破ったことに続き、今回
キングジョージも制したことで現在は2番人気
クラックスマン(7倍前後)に近づくところまで評価が上がった。また、
キングジョージで同馬とマッチレースを演じた
クリスタルオーシャン(牡4、英・M.
スタウト厩舎)もそれに続く評価となっている。
1番人気となっているのは昨年の
凱旋門賞馬・
エネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)。脚部不安による調整・復帰の遅れがあったが、まもなく復帰戦が決定する見通しで、現在は5倍ほどのオッズとなっている。
これら古馬勢に続くのがジョッケクルブ賞(仏ダービー・G1・芝2100m)を制した
ディープインパクト産駒の
スタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)、愛
オークス(G1・芝2400m)を優勝した
シーザスターズの娘
シーオブクラス(牝3、英・W.ハガス厩舎)、そして英2000ギニー(G1・芝1600m)を制した
ディープインパクト産駒の
サクソンウォリアー(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)の3歳勢で、概ね上記の順番で10〜16倍ほどの範囲に収まっている。
なお、日本から参戦予定の
クリンチャー(牡4、栗東・
宮本博厩舎)は、発売対象としているブックメーカー自体がまだ多くはないが、33倍ほどに設定されている。