12日に
帯広競馬場で行われる第30回ばんえい
グランプリ(3歳上・200m・1着賞金200万円)の枠順が確定した。また、それに併せ各馬の騎手・調教師からのコメントもばんえい十勝より発表された。
ばんえい
グランプリは1989年に創設されたファン人気投票のレース。2010年からはBG1に格上げされ、真夏の頂上決戦として位置づけられている。発走は20:05。
また昨年の優勝馬は、惜しくも年末のばんえい記念のレース中、事故により死亡したニュータカラコマだった(その後「ばんえいアワード2017」にて特別賞を受賞)。
※馬番順、馬名右の順位はファン投票順位。
【オレノココロ(牡8) 1位】
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槻舘重人調教師
北斗賞は馬場も軽く早いレース展開でした。なかなかこの馬の持ち味が生かせませんでしたが、第2障害の登坂は良い内容でした。時計のかかる馬場になれば狙えるでしょう。調教も順調で問題は馬場と暑さです。
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鈴木恵介騎手 ばんえい
グランプリに向けて障害の調教を重点的に行っており順調に仕上がってきています。時計のかかる馬場になればこの馬の持ち味の競馬ができます。ファン投票で1位になり選んでくださったファンの為にも狙っていきます。
【キサラキク(牝7) 8位】
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金田勇調教師
唯一の牝馬で、オープンクラスの牡馬との対戦も慣れています。暑さに強く、ここにきて調子が上がってきていると感じます。特別なことをするのではなく、いつも通りのこの馬の良さを引き出せるといいですね。
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阿部武臣騎手 重量にも牡馬にも引けをとらないと思います。近走の手ごたえが良いので、障害をうまく越して末脚を生かしたいです。
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トレジャーハンター(牡11) 11位】
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金田勇調教師
11歳となり、このレースでは最年長での出走ですが、年齢を感じさせない元気があります。厩舎での管理は万全です。経験値のある馬ですので、よいレースを見せてほしいです。
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長澤幸太騎手 約1年ぶりの騎乗です。馬場は軽いより少し重たくなってタイムがかかった方が、この馬のペースで進めます。もともと障害が上手な馬なので、さらに自分が気合を入れて登らせます。
【カンシャノココロ(牡7) 3位】
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坂本東一調教師
レースを作るタイプではありませんが、良い位置取りができれば上位を狙えると思います。選んでくださったファンの為に少しでも上を狙い、その為に準備を行っています。
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松田道明騎手 レース当日の馬場は軽い方がこの馬にはあっています。選んでくださったファンの為にも少しでも上を狙っていきたいです。
【コウシュハウンカイ(牡8) 5位】
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松井浩文調教師
今期は体調が良く、なおかつキープできているので成績につながっています。好調さを維持してレースに挑みたいです。
北斗賞は第2障害までの流れが早く、いつものように先行逃げ切りとは異なり、追い上げて差す展開となりました。第2障害の登坂力は高いので馬場の状態次第では同じ流れになるかもしれませんね。
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藤本匠騎手 馬の調子も良く維持できているので、いつも通りの競馬をして勝ちに行きたいです。
【センゴクエース(牡6) 2位】
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槻舘重人調教師
6歳ということもあり、現在は成長段階です。荷物にも慣れてきましたし、第2障害でひざをついてしまうことがありますが、すぐに立て直しができています。道中自分のペースで進み、良い位置でクリアできれば狙えるでしょう。非常に楽しみな馬です。
・工藤篤騎手
レースはタイムがかかった方が良いです。道中は先頭の動きを見ながら馬のペースで進み、障害をうまくクリアして、最後の末脚で追い込みたいです。
【ソウクン
ボーイ(牡8) 6位】
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西邑春夫調教師
暑い日が続いていたので、馬に負荷をかけすぎない調教を行ってきました。第二障害前では、他の馬が行ったからと慌てて仕掛けなくてもいい。しっかり息を整えて障害に挑みたいです。ゴールまでの脚は良いものを持っているので、障害さえ上手く越せれば馬の良さを引き出せると思います。
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村上章騎手 暑さが続いていた前走も体重を減らすことなく、調子の良さはキープしていると思います。手ごたえも変わらず良いので、少しでも上位を目指したいです。
【
シンザンボーイ(牡7) 4位】
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坂本東一調教師
ユリウス特別では第2障害を1番手で下り、そのまま逃げ切り1着でしたが、ばんえい
グランプリはそう簡単にはいかないでしょう。選んでくださったファンの為にも少しでも上を狙いたいので、ばんえい
グランプリに向け準備をしております。
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西謙一騎手 調教も順調です。暑いこの時期でも調子を崩すことなく維持できています。馬場はどんな状況でも対応できる馬ですが、レース展開は時計がかかった方が、馬の持ち味をいかせると思います。
【フジダイビクトリー(牡10) 7位】
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中島敏博調教師
馬の調子も良く、ばんえい
グランプリに向けて調教も順調です。時計のかかる馬場になれば上位を狙える力はあります。もちろん優勝を狙います。
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西将太騎手 暑い日が続いていましたが、厩舎の管理が万全で体調が良いです。粘り強い脚をみせてくれるので、今回も馬の能力を引き出したいです。