先週の当欄でお伝えした小倉ダートでのメイクデビュー実施の件。他メディアでも同じ声が挙がっているので、番組新設もひとつの意見であることは間違いない。ただ、新潟ダート1800mという番組があるから、そこを目指してこの時期に入厩しているので、そもそも夏開催にダート中距離の番組がなければよいのではないかという考え方もある。
そう思った理由は新潟ダート1800mを勝ち上がったサルサレイアの次走報。管理する羽月友彦調教師は「思案中です。自己条件(500万下)がいいと思いますが、阪神はダート1400mなんですよね。せっかく1800mを勝ったのに、距離を短くすることがいいとは思えませんし」とのこと。
ダート中距離のメイクデビューを新設するのであれば、それに伴う距離体系の500万下も必要になってくる。しかし、ダートの1700m、1800mで勝ち上がってくる頭数を考えると、それが本当に必要なのか。いろいろと悩ましい番組であることは間違いない。
【8月25日(土) 小倉芝2000m】
◆フラル(牝、父ワークフォース、母アワーグラス、栗東・北出成人厩舎)
祖母がファレノプシス(父ブライアンズタイム)、その半弟がキズナ(父ディープインパクト)ということで、...