「新潟2歳S・G3」(26日、新潟)
タイトルを目指して越後の直線を駆け抜ける。中京マイルの新馬戦を1分34秒9の好時計で逃げ切り、鮮烈デビューを果たした
エルモンストロ。22日の栗東坂路で行われた最終追い切りでは、首をリズミカルに動かしながら、素軽いフットワークを見せた。
終始馬なりのまま4F55秒5-40秒3-12秒5をマーク。最後は併せた
クェスタボルタ(3歳未勝利)に0秒1先着を許したものの、辻野助手は「良くなっている。調整は進めてきていますし、あまり攻め過ぎるよりはいい」と最終リハの内容に及第点を与えた。
初戦は直線で追いだしを待つ余裕があり、後続馬に差を詰められると、負けじとシャープな伸び脚を披露して完封。勝負根性もアピールする、着差以上に強い内容だった。「レースセンスがある。デビュー前から勝てる馬だと思っていた。真面目で前向きなところが父の
ルーラーシップに似ている。楽しみな一戦ですし、これから良くなっていくと思います」と同助手の期待は十分だ。
馬名の由来はスペイン語で怪物。無傷2連勝での重賞Vで“怪物誕生”となるか注目が集まる。
提供:デイリースポーツ