22日にイギリスのヨーク競馬場で行われた、欧州中距離路線の重要レースである
英インターナショナルS(G1・芝2050m・8頭)で4着となった日本産
ディープインパクト産駒サクソンウォリアー(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)。
次走について、予定通り9月15日にレパーズタウン競馬場で行われる
愛チャンピオンS(G1・芝2000m)に出走するかどうか、オブライエン師は「10日以内」に決定するとしている。また、師は
サクソンウォリアーが7月7日にイギリスのサンダウン競馬場で行われた
エクリプスS(G1・芝2000m)の後にウイルス性疾患で体調を崩していたことも明かした。
そのこともあったのか、中距離路線で世代の筆頭格へと成長した
ロアリングライオン(牡3、英・J.ゴスデン厩舎)との差は
エクリプスSでのクビ差(2着)から、
英インターナショナルSで5馬身と広がった。
ロアリングライオンも
愛チャンピオンSへ出走する見通しで、
サクソンウォリアーも参戦となれば4戦連続・6度目の対戦となり、3戦連続で先着を許しているラ
イバルへの雪辱の機会となる。ブックメーカー各社は
ロアリングライオンを1番人気、
サクソンウォリアーを2番人気としている。
サクソンウォリアーは
父ディープインパクト、母は欧州2歳牝馬チャンピオンのメイビー、
その父Galileoという血統。デビューから4連勝で今年の英2000ギニー(G1・芝1600m)を優勝した後は、中長距離路線で勝ち切れない競馬が続いている。陣営は
愛チャンピオンS後には、10月20日にイギリスの
アスコット競馬場で行われるクイーンエリザベスII世C(G1・芝1600m)など、G1タイトルのあるマイル路線も視野に入れている。