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クリンチャー、凱旋門賞前哨戦・フォワ賞で欧州競馬への対応求められる

デイリースポーツ
  • 2018年09月06日(木) 06時00分
 「魁!海外馬券塾」(5日)

 現地時間5日(水)朝、クリンチャーはフォワ賞・仏G2に向けての1週前追い切りを行った。地元のメディア関係者も注目する中、エーグル調教場の直線ダートを単走で、しまいまでしっかりとした動きを見せた。来週は武豊騎手が騎乗し、最終追い切りを行う予定だ。

 フォワ賞は1次登録の時点で13頭。他のレースに出走する馬もいるため、例年通り6〜8頭程度の少頭数になる見込みだ。出走が濃厚とみられている馬の中では、昨年のブリーダーズCターフ・米G1を勝ち、香港ヴァーズ・香港G1・2着のタリスマニックと、今年のサンクルー大賞・仏G1を勝っているヴァルトガイストが実績上位になる。A・オブライエン厩舎からは昨年の愛ダービー馬カプリと、昨年のジャパンC5着のアイダホのいずれかが出走する可能性がある。

 クリンチャーの前哨戦としては理想的なメンバー構成ではないか。逆立ちしても敵わないほどの強敵はいないが、楽に勝てる相手でもない。しっかりと調教で負荷をかけて仕上げないと、好勝負は望めない相手関係であり、欧州競馬のペースや芝への対応力も問われるレースになる。本番の凱旋門賞・仏G1(10月7日・パリロンシャン)に希望が持てる結果を出せるよう、陣営は極めていいムードで日々の調教を進めている。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

提供:デイリースポーツ

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