今週は3日間開催ということで、阪神競馬場だけでも4つのメイクデビューが組まれている。取り上げておきたい注目馬がたくさんいるので、冒頭ではnetkeiba.comのPOG指名馬ランキングで30位のディープインパクト産駒、フランクリン(牡、父ディープインパクト、母ロベルタ、栗東・音無秀孝厩舎)を紹介しておく。
9月16日(日)の阪神芝1800mをC.ルメール騎手でデビューする予定だが、追い切りの動きがパッとしない。9月5日、CWコースでの3頭併せでは真ん中に位置して、最後は一杯に追われて、ラスト1Fが13.5秒。内にいたクリソベリルが馬なりの手応えだったことを考えれば、かなり物足りない内容だった。
とはいえ、6F時計は81.2秒と新馬として水準以上の数字なので、このひと追いで中身ができてくればといったところ。
【9月15日(土) 阪神芝1600m(牝)】
◆ビーチサンバ(牝、父クロフネ、母フサイチエアデール、栗東・友道康夫厩舎)
母フサイチエアデール。その2番仔フサイチリシャールが朝日杯FSを勝ったのが2005年で、本馬は14番目の仔となる。母が高齢であることから、本馬に対する偏見を持っていたが、それは完全な間違い。むしろこの母だからこそ、調教ではこれだけセンスのある馬なんだと思える動きを見せている。
8月29日のCWコースではエタリオウより3秒先行して同入という内容。大きなリードだったとはいえ、併せた相手を考えれば、よく動いた印象だったが、驚いたのは9月5日のCW。今度はエタリオウを4馬身くらい追走する追い切り。
ラスト1F標識手前でも2馬身ほどの差があったため、やっぱり追いつかないなと思った瞬間、...