21日、03、04年のコロネーションC(英G1)などを制した
ウォーサン Warrsan(牡8)が、腫瘍から生じた合併症の為、現地時間19日に英・ニューマーケットで死亡していたことが明らかとなった。
同馬は
父Caerleon、
母Lucayan Princess(
その父High Line)という血統の愛国産馬。半兄に95年伊ダービー(伊G1)などG1・4勝のルソー Lusoがいる。01年5月にイギリスでデビューし、4戦目で初勝利。03年コロネーションCでG1初勝利を飾ると、04年にも同レースを制し連覇を達成。さらに04年、05年とバーデン大賞(独G1)も連覇してG1・4勝を挙げた。また、04、05年の
ジャパンC(GI)に、03年から3年連続で
香港ヴァーズ(香G1)に参戦するなど、世界各国を転戦した。しかし今年4月に脚部故障により引退。引退後は同馬を管理していたC.
ブリテン調教師が所有するカールバーグステーブルに移動しており、翌春からの種牡馬入りを目指し繋養先を探していた矢先の出来事だった。通算成績43戦9勝(G1・4勝)。