10月6日よりいよいよ秋の東京開催がスタートするが、同日より東京競馬場内の競馬博物館では「秋季特別展 メジロ牧場の歴史〜“白と緑”の蹄跡」が開催される。
オーナーブリーダーであるメジロ牧場を創設した北野豊吉氏とその妻ミヤさんの大きな夢と溢れんばかりの情熱が詰め込まれたファン必見の展示である。
故・北野豊吉氏は生前、メジロ牧場の生産馬で天皇賞で勝ちたいと公言していた。
「私に人生での努力の道を教えてくれたのが馬でした。やるなら日本一になりたい」
「俺はダービーより天皇賞を勝ちたい。古い人間だから、ダービーの内閣総理大臣賞よりも天皇盾の方が欲しいんだ」
展示には北野オーナーの夢を支えた奥平真治元調教師、池江泰郎元調教師、
武豊騎手ら厩舎関係者・騎手の特別インタビューや天皇盾など、初公開の記念の品々が陳列される。
また、開催初日にあたる10月6日には
メジロライアンの主戦だった
横山典弘騎手のトークショーが行われる。さらに、
天皇賞(秋)当日(10月28日)には
吉田豊騎手、
ジャパンカップ当日(11月25日)には
横山典弘騎手の写真撮影会が開かれる。
競馬博物館への入場は無料(ただし、東京競馬場への入場料は必要)。
(取材・文:花岡貴子)