「
凱旋門賞・仏G1」(7日、パリロンシャン)
毎年、穴をあけるのが地元・フランス馬。父に
ディープインパクトを持つ仏ダービー馬
スタディオブマンに騎乗するステファン・パスキエ騎手(40)が強気だ。
シャンティイ開催が行われた1日に直撃した。
現地の騎手が「やはり
エネイブルが強い」と、連覇を狙う英国牝馬の名を強敵に挙げるなか、一人だけ「自分の馬が強いと信じている」と強い口調で言い切ったジョッキーがいる。今年の仏ダービー馬
スタディオブマンに騎乗するパスキエだ。
「自分の馬に自信を持っているし、いい競馬ができると思います。
ディープインパクト産駒ということで日本のファンのためにも勝ちたいね」と決意表明した。
母セカンドハピネスが日本で
ディープインパクトを受胎して、アイルランドで出産した。日本産馬ではないが、日本での関心が高いことはジョッキーも重々承知のようだ。
仏ダービーの距離は2100メートル。12F戦は初距離となるが、「
ディープインパクトの子どもだから距離は大丈夫でしょう」と気にする様子もない。そして何より因縁めいているのが、06年
凱旋門賞で、
ディープインパクト(3着入線後失格)を破って優勝したのが、
レイルリンクに騎乗したパスキエだった。あれから12年、父の無念をフランスのベテラン騎手が晴らすシーンは十分にありそうだ。
提供:デイリースポーツ