東京競馬場で行われる2歳重賞の第4回サウジアラビアロイヤルC(Glll・芝1600m)に美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。

■グランアレグリア(牝2・美浦・藤沢和雄)について、藤沢調教師。
「前走の新馬戦(1着)は2歳のこの時期としては素晴らしいレースだったと思います。前走後は牧場でゆっくりさせました。こちらに戻ってきた後は、徐々にピッチを上げて順調に調整できています。

　元々一生懸命走る馬なので、稽古量はさほど必要はないですね。月曜日(10/1)の追い切りでは時計はさほど速くはなかったですが、元々機敏に動く馬なので、この日も良かったと思います。

　前向きさとスピードがあるところが長所ですね。今回は初戦のようなわけにはいかないかもしれませんが、成長もしていますし、どんな競馬をしてくれるのか楽しみです」

■アマーティ(牝2・美浦・武井亮)について、三浦皇成騎手。
「先週はしっかりと負荷をかけた追い切りができましたし、今週(10/3)は最後まで脚取りが良かったですし、内容ある良い微調整ができたと思います。あとはこの馬の競馬ができれば、最後は良い脚を使ってくれるでしょう」

■ドゴール(牡2・美浦・黒岩陽一)について、黒岩調教師。
「前向きな気性なので、初戦(新馬・1着)は前に行ってどのくらい粘れるかというレースになると思っていたのですが、出遅れて控える競馬になりました。ただそのような経験ができたことは良かったです。レース後も疲労の回復が早く、順調に時計を出し続けてきました。

　最終追い切りは目一杯やらなくて問題ないですし、しっかりした脚取りでゴール板を駆け抜けてくれました。とても状態が良いですね。今回は1600mの競馬になりますが、どこかで控える競馬ができればと思っています」

(取材・文：佐々木祥恵)