「メジロ牧場の歴史〜“白と緑”の蹄跡〜」の開催(東京競馬場内のJRA競馬博物館で19年2月17日まで)にあたり、
横山典弘騎手(50)=美浦・フリー=のトークショーが6日、東京競馬場のパドックで最終レース終了後に行われた。
同牧場の専務を務めていた岩崎伸道氏、
メジロライアン、
メジロラモーヌなどを育てた奥平真治元調教師らが見守る中、メジロ牧場に関する思い出話やエピソードを披露した。
なかでも熱く語ったのは、「あの馬に巡り会っていなかったら違う人生になっていた」と語る最高の相棒・ライアンについてだった。19万7000人のファンが競馬場に詰めかけた90年ダービー(2着)、好敵手で「あの馬なら
凱旋門賞でも戦えたのでは、と今でも(武)豊と話すよ」という
メジロマックイーンを破った91年
宝塚記念などを回顧し、訪れた約700人のファンを沸かせた。
きょう7日の東京5Rでは、くしくも名牝
メジロドーベル最後の子・
ピンシェルに騎乗する。「色んな夢が詰まっている。どんな競馬をするのか楽しみにしています」と意気込みを口にし、「メジロ牧場はなくなったけど、
マックイーン、ライアン、
オルフェーヴル、
モーリスと、その血は脈々と残っている。素晴らしい牧場で、(創業者の)北野豊吉さんは素晴らしいホースマンでした」と締めくくった。
提供:デイリースポーツ