大井競馬場(曇・良馬場)で行われた牝馬限定のダート
グレード競走・第15回
レディスプレリュード(JpnII・1800m)は、道中は3番手を追走、4コーナーで2番手に浮上し、直線で抜け出した2番人気の
プリンシアコメータ(J.モレイラ騎手)が、その後ろからレースを進めた6番人気の
ブランシェクールとの追い比べに競り勝ち、昨年暮れの
クイーン賞以来となる重賞2勝目をマークした。勝ち時計は1分53秒9。
アタマ差2着に地元大井の
ブランシェクール、さらに1馬身半差の3着に13番人気だった北海道の
アルティマウェポンが入り、波乱の結果となった。スタートで遅れた3番人気の
アンジュデジールは4着、断然の1番人気に推された
クイーンマンボは7着に敗れた。
勝った
プリンシアコメータは、
父スパイキュール、
母ベルモントフェリス(母の
父アジュディケーティング)の5歳牝馬。美浦・
矢野英一厩舎の管理馬。通算成績23戦6勝。重賞は昨年暮れの
クイーン賞以来となる2勝目。
なお、勝った
プリンシアコメータには、
JBCレディスクラシック(JpnI)への優先出走権が与えられた。そして、GRANDAME−JAPAN2018古馬シーズンは、高知の
ディアマルコが優勝した。
〜レース後のコメント〜
1着
プリンシアコメータ(J.モレイラ騎手)
「重賞を勝つのは特別な気持ちになります。
地方競馬の重賞を勝つのは初めてですし、とても嬉しいです。今回は初騎乗でしたが、以前のレースのVTRも見ましたし、この馬が走っていたレース(
ブリーダーズゴールドカップ)に(他の馬で)騎乗していたので、イメージは持っていました。
返し馬から凄く良いコンディションだと感じましたし、最後は外からプレッシャーをかけられながらも、いい反応を見せてくれました。この競馬場は合っていますし、ナイターも問題ありません。いい馬ですね。本当に良かったです。これが大井での最後の勝利にならないように、ぜひまた来たいです」
2着
ブランシェクール(
吉原寛人騎手)
「体は絞れて、仕上がっていました。直線で一度は頭が前に出たのですが、併せてから勝ち馬にもうひと伸びされてしまいました。とても悔しいです」
3着
アルティマウェポン(
真島大輔騎手)
「私も驚くくらい頑張ってくれました。道中は強い馬の後ろにつけられて、上手に走ってくれました。大井が合っているのかもしれませんね」
4着
アンジュデジール(
横山典弘騎手)
「今日は雰囲気が良くありませんでした。ゲートでも、がたついて出てくれませんでした」
7着
クイーンマンボ(C.
ルメール騎手)
「スタートから反応が弱くて、あまり進んで行きませんでした。向正面でポジションを上げていきましたが、すぐに忙しくなってしまい、4コーナーでは反応できませんでした。速い時計に反応できなかったのかもしれませんが、明確な敗因はわかりません」
(取材:小屋敷彰吾、大関隼)
ラジオNIKKEI