京都11Rの第79回
菊花賞(GI、3歳、芝3000m)は7番人気
フィエールマン(
C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分06秒1(良)。ハナ差2着に2番人気
エタリオウ、さらに1馬身1/2差で3着に10番人気
ユーキャンスマイルが入った。
フィエールマンは美浦・
手塚貴久厩舎の3歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母リュヌドール(母の
父Green Tune)。通算成績は4戦3勝。
〜レース後のコメント〜
1着
フィエールマン(
ルメール騎手)
「直線に向いて、少し我慢する形になりました。デムーロ騎手の馬(
エタリオウ)から3馬身から4馬身ありましたからね。でも、この馬は瞬発力があります。よく届いてくれました」
(
手塚貴久調教師)
「前走のダメージがかなり残っていましたし、賞金も加算出来ましたから、
菊花賞一本と決めました。プラス4キロでも大きく見え、休ませた甲斐がありました。今までの中で一番ゲートも出ました。これまで3戦、今日のような競馬の経験がなく、中団につけているのを見て心配しましたが、折り合いもついて運べましたし、いい脚でした。これでGI馬、レース選択も吟味しなければなりません。体力の消耗が激しい馬なので、ケアに努めたいと思います。普通なら人気にならない臨戦過程ですが、ある程度の人気で勝たせてもらい、感謝しています。また来年も関東馬が勝てるように努力したいと思います」
2着
エタリオウ(
友道康夫調教師)
「先頭に立って目標がなくなってフワッとしてしまいました。流れも考えていたより遅くなりました。なかなか勝てませんね」
3着
ユーキャンスマイル(
武豊騎手)
「よく頑張りました。道中、折り合いはバッチリで、無駄のない競馬が出来ました。春からの成長を感じました」
(
友道康夫調教師)
「頑張ってまっすぐ走っていました。左ステッキを初めて入れたくらいです。トモもしっかりしていました」
4着
ブラストワンピース(池添騎手)
「返し馬でもピリッとした中、落ち着きを見せていました。ゲートも普通に出てくれました。ただ、1周目の下りでゴチャついて少し後ろになってしまいました。正面スタンド前ではスローのなか我慢して、上がり勝負のなか止まっていないのですが、決め脚のある馬に上位に来られた感じです」
5着
グローリーヴェイズ(福永騎手)
「外枠でしたし、もう少し流れて欲しかったですね。不向きな流れのなかよく頑張ってくれました。ポテンシャルの高い馬です」
6着
タイムフライヤー(和田騎手)
「何とか我慢してくれましたし、理想的に運べました。一瞬、突き抜けるかと思いましたが、最後は止まりました。それでも上手に走りました。まだまだ良くなりそうな雰囲気ですし、楽しみが出てきました」
8着
エポカドーロ(戸崎騎手)
「ペースが遅かったですね。(
藤原英昭)先生と話しましたが、距離が長かったかもしれません。調子は良かったです」
9着
ジェネラーレウーノ(田辺騎手)
「マイペース、遅いくらいのペースで運べました。周りも強い馬ばかり、思うような競馬は出来ませんね。自分の競馬は出来たと思いますし、悲観するような内容ではなかったと思います」
10着
グレイル(岩田騎手)
「スタートは仕方ありませんが、道中はいい感じで運べました。坂の下りでスムースにスピードに乗せられませんでした」
11着
ステイフーリッシュ(藤岡佑騎手)
「思った以上に折り合いがついていましたし、脚をためていました。4コーナーで馬場に脚を取られるところがありました」
13着
グロンディオーズ(モレイラ騎手)
「もう少し前の位置を取りたかったのですが、枠順の関係で難しかったですね。能力の高い馬ですが、初のGIのせいか、いつものリズムがありませんでした」
14着
メイショウテッコン(松山騎手)
「スタートがすべてです。自分の形の競馬が出来ませんでした。いつでも動ける位置でレースをしたかったのですが、それが出来ませんでした」
15着
コズミックフォース(浜中騎手)
「スタートから前めの位置で予定通りの競馬は出来たと思います。これを契機に良くなってくれればと思います」
ラジオNIKKEI