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ロジクライを管理する
須貝尚介調教師
――前走の富士Sを振り返ってください。
須貝 クリストフがうまく導いてくれて、
ロジクライの競馬をしてくれました。バッチリ決まりましたね。メンバーが濃かったのでどうかな、と思っていましたけど、スタートも良くいいところで競馬できたし、終いもしっかり伸びて強い競馬だったと思います。
――中間の調整過程は?
須貝 普段どおり変わらずです。先週はきっちりと併せ馬をして時計も優秀でした。さらに(上昇)、という感じでした。
――今朝の追い切りは?
須貝 先週ビッシリやっているので、今朝は雰囲気を味わう程度にという風にクリスチャンに伝えて、行いました。クリスチャンからは「すごくいい」という評価をいただきました。
――動き、タイムなど、どのように映りましたか?
須貝 文句のつけようがない出来だと思います。
――この秋、最高でしょうか?
須貝 それくらい言っても過言ではないと思います。ただね、今回はメンバーも揃っているしGI馬もいるので。初GI挑戦ということで胸を借りるつもりです。
――3歳に
シンザン記念を勝ったあと、戦列を離れました。復帰を待つ気持ちは?
須貝 自分というよりも、オーナーをはじめノーザン
ファーム早来の林厩舎のスタッフが本当によくやってくれて、我慢してくれて。それに馬が応えてくれました。勉強させられましたね。
――見事復帰を果たし3勝。強くなりましたね。
須貝 そうですね。
――成長したポイントは?
須貝 それだけ休養が長かったので、レースもそれほど使っていません。そう考えると馬は若いと思いますね。
――最後にファンにメッセージを。
須貝 ここまで来るのに入院生活が長かったですし、復帰して重賞も勝って、今度はGI。そういう環境の中、そういう境遇の方がいて(自分自身の人生に
ロジクライの生きざまを)照らし合わせるような方がいたら、
ロジクライと同じ気持ちで応援しててくれたらいいなと思っています。
(取材・文:花岡貴子)