「魁!海外馬券塾」(14日)
香港では18日、来月に開催される国際競走の前哨戦3競走が行われる。いずれも地元馬の力関係を知る上で見逃せないレースだ。
ジョッキークラブス
プリント(芝1200メートル)には、昨年の
香港スプリントの勝ち馬
ミスタースタニングと、4月の
チェアマンズスプリントプライズ覇者の
アイヴィクトリーが登場。ただ、この2頭を上回る人気となりそうなのが9戦8勝の上がり馬
ホットキングプローンだ。近2走では既に実績馬2頭を負かしており、その再現となれば一気に
香港スプリントの主役に躍り出る。
ジョッキークラブマイル(芝1600メートル)の中心は昨年の
香港マイルの勝ち馬
ビューティージェネレーション。今季も2連勝中と王座に揺るぎなし。過去には競られて着外に沈むこともあったが、逃げて突き放す形を確立した今なら、まず崩れることはなさそうだ。
ジョッキークラブC(芝2000メートル)には、4月のクイーンエリザベス2世Cを圧勝した
パキスタンスターと、昨年の
香港Cの勝ち馬
タイムワープ、そして
宝塚記念2着の
ワーザーの三強がそろう。前走のG3戦で
タイムワープと鼻差の接戦を演じた新興勢力
グロリアスフォーエバーが、どこまで通用するかにも注目したい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ