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【クイーン賞レース後コメント】アイアンテーラー浜中俊騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2018年12月12日(水) 20時56分
12日(水)、船橋競馬場(曇・不良)で第64回クイーン賞(JpnIII ダート1800m・11頭立て)が行われ、先手を奪った2番人気のアイアンテーラー(JRA)が押し切って、重賞初制覇を飾った。タイムは1分52秒7、騎乗は浜中俊(JRA)。2着には3番人気だったサルサディオーネ(JRA)、3着には6番人気のオルキスリアン(船橋)が入った。1番人気だったプリンシアコメータ(JRA)は好位追走から失速して10着だった。

レースはスタートを決めたアイアンテーラーが逃げ、直後にサルサディオーネが続き、好位をプリンシアコメータブランシェクール(大井)、オルキスリアンが固める展開。3コーナーから先行2頭が後続を離していき、そのままマッチレースへ。直線半ばで抜け出たアイアンテーラーが先頭でゴール、追走したサルサディオーネが2着。後続の追撃を凌いだオルキスリアンが3着に入った。

 勝ったアイアンテーラー父ゴールドアリュール母オータムブリーズ(母の父ティンバーカントリー)の牝4歳・栗毛。JRA栗東の飯田雄三厩舎所属。先手を譲らないスタイルで勝ち上がり、前走のJBCレディスクラシック(JpnI)で重賞初挑戦(8着)。2戦目の重賞挑戦で初制覇となった。通算16戦6勝(中央15戦5勝)。

【レース後のコメント】

1着 アイアンテーラー(浜中俊騎手)
「逃げたいなと思っていました。馬はリズムよく走っていましたし、いい感じで道中運べていました。しぶとさが持ち味だと思いますし、それを存分に発揮してくれました。今日勝てて(賞金を加算して)牝馬の交流重賞に使っていけますから、今後も期待出来ると思います」

(飯田雄三調教師)
「ナイターで、馬場が光っていたのが心配でしたし、絡んで来られたらどうかなとも考えていましたが、まだあれだけ余力があるとは思っていませんでした。今後はオーナーと相談して決めようと思います。よく走ってくれました」

2着 サルサディオーネ(丸山元気騎手)
「向こう(アイアンテーラー)が行くだろうし、2番手からになるかなとは思っていました。自分の形ではなかったですし、コースにできた水たまりを気にしている所もありました。左回りは走りますし、牝馬限定戦ならチャンスがあると思います」

3着 オルキスリアン(今野忠成騎手)
「よく頑張りました。以前乗った時よりも、道中は力まず走ってくれました。51kgも良かったと思いますし、何とか3着を確保してくれました。馬場を気にしていましたが、よく走ってくれましたし、まだまだこれからが楽しみです」

4着 ハービンマオ(松岡正海騎手)
「ペースが速くて前が止まらない競馬になり、この馬には向きませんでしたが、最後はいい脚を使ってくれました。地方の馬場は合っていますし、これから強くなる馬。牝馬のダートグレード競走ならチャンスはあると思います」

6着 ブランシェクール(吉原寛人騎手)
「内枠に入ったので、ある程度前につけて、自分の形でと思っていましたが、イメージとは違う形になりました。前にはつけましたが、ペースが落ちず、一番嫌な展開になってしまいました。大井の1800mが一番良いと思いますから、そこで巻き返せればと思います」

(取材:大関隼・中野雷太)

ラジオNIKKEI

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