いよいよ12月23日は
有馬記念。明朝行われる最終追い切りが行われる前に、一週前調教の動きから、とくに目についた競走馬を「調教捜査官」の異名で知られる井内利彰氏に伺った。
「特別登録の段階で、栗東所属馬が12頭という
有馬記念。その半数近くが、イチ推しにしてもよいくらい狙ってみたくなる。1週前追い切りを消化しているが、なかでもとくに推さなければいけないのは
シュヴァルグラン。
京都大賞典、
ジャパンCと追い切りの動きを見て評価に悩まされたが、今回は1週前追い切りを見て、本命即決の状態。併せ馬で遅れるたびに「攻めは動かない」的な評価を下されている馬だが、そんなことはなく、併せ馬で先着する前向きを見せたときほど好走している。
1週前追い切りの併せ馬では動くだろうなと思わせたのが、11日の坂路馬場でのキャンター。騎乗していた大江祐輔調教助手は『意識していなかった』と話すが、前にいた同厩の馬を目標にするような形で、気持ちの入った走りを見せており、これが12日のCWでの3頭併せ最先着の流れを生んだと思っている。
あとは
キセキ。
ジャパンC翌週の調整を見ていると
テンションが高い印象だったが、そこをうまくケアして、1週前追い切りは人馬一体の動き。この馬に反動という言葉をあてはめると浅いような気がしてならない」
シュヴァルグラン、
キセキを評価した井内氏。最終追いを見て、枠順を見ての結論になると思うが、果たして
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