「
中山大障害・JG1」(22日、中山)
白浜雄造騎手(39)=栗東・フリー=が、05年
テイエムドラゴン以来となる
中山大障害V2に意欲を燃やしている。
コンビを組むのは15年の覇者で、近2年は銀メダルの
アップトゥデイト。3戦連続(通算4度目)の騎乗となる。「ここ2走(2着、1着)乗せてもらいましたが、強いのは間違いないですね」と、改めて能力の高さを評価する。
近2年の勝ち馬はもちろん、
オジュウチョウサン。それでも一昨年は9馬身離されたものの、昨年はレコードタイムに半馬身差と踏ん張った。その絶対王者が
有馬記念へ挑戦。管理する佐々木師は、「今年はオジュウがいないし、チャンスだとは思う。だからこそ気を引き締めて、今までよりもハードな調整をしてきた」と、真剣な表情で勝利への執念を口にする。
「馬と自分を信じて悔いのないように乗りたい。先生や馬主さんに恩返しができれば」とは白浜。3年ぶりの覇権奪回へ、8歳の大ベテランが白く美しい毛並みをなびかせ、暮れの中山を疾走する。(デイリースポーツ・赤尾慶太)
提供:デイリースポーツ